NBCソルトチャプター宮城  第1戦!!

2019.07.06

東北フィールドテスターの森本です。

今回は先日行われましたNBCソルトチャプター宮城 第1戦のレポートをお届けします!

2019/6/30、あいにくの雨模様の中、宮城県の石巻市、牡鹿半島をフィールドエリアとしたNBCソルトチャプター宮城 第1戦 サンラインカップが行われました。

NBCソルトチャプター宮城はフラットフィッシュ(マゴチ・ヒラメ)、メバル、ロックフィッシュ(アイナメ・ソイ)を対象魚にして年間 全5戦で開催される東北を代表するソルトトーナメントの1つです。

私自身も5,6年前より岩手県から参加するようになり、ここ最近では、2016年は2位、2017年は年間優勝、2018年は3位と相性の良いトーナメントです。

2019年1戦目はマゴチ、ヒラメを対象魚としたフラットフィッシュ戦。

ここ最近の状況を聞くと、日に日に渋くなっている様子。この時期はスポーニングシーズンでもあり、産卵行動に入ることで一気に渋くなることが良くあります。

NBCソルチャプ宮城は各自の車を使用したランガン戦ですので、各々のエリア選択が重要になってきます。基本的にアウェーの私はプラクティスに割ける時間も前日のみでしたので、往復移動に2時間ほど掛かるものの、競技時間(今回は5:30~12:00)を削ってでも確実に魚を取れるエリアにエントリー。前日のプラクティスでナイスサイズのマゴチ2本とヒラメが釣れたことでエリアを確定しました。

前日は近距離(20m程沖)の砂地と岩礁帯の切れ目付近で反応が良かったことから、14gのフリーリグで手前をテンポよく探っていきます。使用したロッドはCYPHLIST FLATSABER CPFS-99MM。FLATSABERシリーズの中で一番ロッド全体の柔軟性があり、私がフラットフィッシュ狙いで最も信頼しているロッドです。

しかし開始40分ほどはフラットフィッシュからの反応は無し・・・。この日は前日の状況から干潮から上げ潮に入る8:00以降がチャンスタイムと予想していたため、このノーバイトは特に心配していませんでしたが、やはり朝一のチャンスタイムにいくらでもアドバンテージを得たいのが正直なところ。(ちなみにこの間、対象魚ではないロックフィッシュ(アイナメ)は既にリミットメイク(笑))

魚の距離が遠くなったのか?今度はよりキャスタビリティとパワーに優れながら、99MMと同じように柔軟なCPFS-106Mに持ち替え、一気にウェイトを挙げた45gフリーリグで遠距離を探ります。その2投目で待望のHit!マゴチ特有の左右への激しい首振りをFLATSABERの柔軟なブランクスで吸収しながら、最後はTAMO SHAFT 400(HRX EDITION)で無事ランディング成功。30cmほどの小型マゴチではありましたが、取り敢えず最初の1本に少し安堵。やはり魚の位置が遠いのか??

更にそこから4投目ほどで35cmほどのマゴチを入れ2本目。バッグリミットが3本なので、あと1本でリミットメイクです!

ただ、サイズが前日に比べ小さいのが少し気になるところ。前日は全て近距離で良いサイズが釣れていたので、遠距離を回遊してくる個体を逃さないように、且つ近距離に居るであろうキッカーサイズを逃さないようにするため、45gというヘビーリグのまま、ワンキャストで遠距離、近距離を手返し良く探っていきます。このヘビーリグのキャストや操作は106Mの得意とするところです。

そして潮止まり直前の7:55頃、近距離で待望のビッグバイト!これが50cmを超えるキロアップのキッカーフィッシュ!8:00以降がチャンスと読んでいたので、その前の、しかもキッカーを入れたリミットメイクの展開に思わずガッツポーズ!たった1本の魚、そして痺れる展開に一喜一憂する、これがトーナメントの醍醐味です!

そしてチャンスと読んでいた上げ潮タイム。まずは一番小さいマゴチを入れ替えたい。・・・が、ここからが予想外の展開。一気に反応が無くなります(アイナメからの反応は相変わらず好調)。待望の4本目を獲ったのが9:00頃。これが40cmを越え、一番小さいマゴチの入れ替えに成功。推定2500g弱といったところ。優勝するためにはもう1本のキッカーを入れて3000g台に乗せたい。しかしこの1本が遠かった。

結局上げ潮に変わってから獲ったマゴチはこの1本のみ。この間バラシが1回。渋すぎる・・・。

結局釣ったパターンは45gフリーリグによる、カーリーテール系ワームのスローなリフト&フォール。フォールはなるべく横へのスライド距離を長く出来るように106Mのレングスを生かしながら、ロッドワークで調整しました。釣れない時間帯は、ワームローテーションは勿論のこと、アクションを変え、リグを変え、ウェイトを変え、ジグも出したりなど試行錯誤しましたが、結局上述のリグ以外にはフラットフィッシュの反応がありませんでした。

 

ちょっと尻すぼみなまま、3本の魚とバッカンに入れた30kgほどの水、そこにタックルなど、計50kg弱ほどの荷物を背負いながら車へ戻ります。そう、もちろんNBCソルトチャプターはライブフィッシュが原則!釣った魚がデッドの場合、1本に付き、-300gのペナルティが課せられます。更に帰着遅れは1発で失格。如何に釣った魚を元気に生かしたまま、時間内にウェイインするか、ここもトーナメントの非常に重要なポイントになります。

 

ウェイイン会場に向かうと、どうやら全体的に渋かった様子。当日は大潮前日(スポーンのタイミング)ということもあり、さらに前日夜からの雨も影響したのか、結構なローウェイト戦に。

私のウェイトはマゴチ3本で2500g超。2位に700gほどの差をつけ、今期1戦目を優勝で飾る事が出来ました!

今年からNBCソルトチャプター宮城では年間5戦のポイント上位10人だけが参加できる「チャンピオンシップ」が開催されます。目標は年間優勝とチャンピオンシップへの参加、そしてそこでの優勝になります。

まずは良いスタートを切れた2019年シリーズ。次戦も引き続き頑張りたいと思います!

 

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